園長先生の訃報

私が和裁を習っていた先生のお姉様なのですが、和裁学校の園長先生がお亡くなりになりました。
先日お亡くなりになっていて、訃報は今日知りました。
もうしばらくお会いしていませんでしたが、本当に悲しいです。
私は、妹先生の生徒だったのですが、園長先生にも沢山教えていただきました。

いつも、あなたはいつまで縫っているんですか?いい加減人に教えなさい!歳をとって縫い続けるのは大変ですよ?生徒さんを取って教えなさい!
と、いつも怒られていました。

私は田舎に住んでいますし、今の時代、和裁を少し習いたいという人は少ないでしょう。
私が和裁を習い始めた30年前は、縫うものも沢山ありました。
私のような腕の者でも縫わせてもらっていました。
その頃一緒に和裁をしていた人でも、今やっている人は一人です。
技術を身につけるのは大変ですが、なかなか続けられないのが現実なのでしょう。
それに教室を始めると、以外と生徒さん同士の確執も起こっているのを見たりしたこともあります。
趣味程度の教室か、それとも職業的にやっていくのか…

私が今仕事を頂いている呉服屋さんは仕立て直しの仕事が多く、とりあえずこの仕事を続けられています。
私の性格的に、一人でコツコツとやる職人仕事は向いているのでしょう。
しかし、仕立て代は本当に安いのです。お客様も、少しでも安い方が良いでしょうから高くなど言ったことはありませんが。
呉服屋さんもまだまだお元気ですが、私も呉服屋さんも年を取っていっています。
仕立ては以外と体力を使いますし、老眼と神経痛に困らされています。
体力的にいつまで縫えるんだろう?それに、仕事自体続くのだろうか?とふと思います。

しばらく前から、和裁のやり方を公開するサイトを作ろうかと思っていました。
和裁のやり方は以外と公開されていないように思いますので、(YouTubeには仕立てる動画などありますね)例えば私の一番の仕事である仕立て直しについての知識を公開したいと思っていたのです。
そのことを、園長先生にご相談しようと思っていた矢先でしたので訃報は本当に衝撃でした。
妹先生にこの事を伝えると、それはいいんじゃないでしょうか?と言っていただきました。

この先私が和裁をしなくなるにしても
先生方に教えていただいた知識などが消えていくのはあまりにも辛い気持ちがします。

新しく作るなら、サーバーを借りてやりたいとも思っています。
質問があれば、私の分かる事であればお答えしたいと思っています。
ちょっだけ分からないという事を一緒に考えたり、教えられる事は教えてあげられる、そんなサイトになればいいと思っています。

もし立ち上げましたら発表しますので、どうぞまたご訪問下さい。