着物を寝押しします
出来上がった着物には、アイロンをかけるのではなく
紙を間にはさみながら畳んでその上から体重をかけてプレスします。
ズボンやプリーツスカートなども寝押しするときれいになりますね。
しわがつかないよう紙をはさんでいく動画を撮ってみました。
袷 裾合わせ、裾芯入れ
袷の裾合わせをする前に、裾合わせの印より1分上の
表裾の出来上がりに糸印をつけます。
縫うのは裾合わせの印の所。
表裏を縫い合わせたら、裏身頃側から裾芯を入れます。
裾芯は新モスを使います。幅は約1寸。
裏身頃の縫い代部分には裾芯を入れません。
すなわち、裾芯は短く切って留めていくというふうになります。
縫い方の本によっては1本を切らずに入れてありますが
身頃縫い代部分は厚いですし、裾合わせをした後、脇などたるみが発生した時
この裾芯の入れ方だと調整が容易です。
裾芯を60番綿糸で留めます。
身頃縫い代は身頃縫い代で留めます。
裾芯を入れたら表身頃裾にキセをかけてしつけで留めます。
糸印があるので出来上がりが分かりやすいです。
表裾をしつけで押さえたら、裏のフキを出してまたしつけで押さえます。
コテは当てません。しつけで押さえます。
つま先に引き糸を付けます。
袷 衿始末
袷の衿、表裏を中綴じ後、衿幅3寸のヘラをして衿幅に折ります。
衿付けをまっすぐにして待ち針で台に留め付けて
身頃の縫い代を整えて表衿縫い代を出来上がりに折ります。
衿先には引き糸を付けます。
衿の縫い代と身頃の縫い代を縫い留めます。
裏衿を表衿より2分ほど控えて待ち針で留めてくけます。
衿先の衿付け側の縫い代を留めます。
小さくひと針留めます。