綿入れ袖無し

綿入れ袖無しを作りました。

自宅用です。f:id:minamikaze15:20171231201647j:image

以前買っておいた保多織の反物と

裏地は新モスを使いました。

身丈は1尺9寸

袖無しは(着物に比べれば)小さいですが、綿を入れるのも大変だし、綴じるところも多く

思ったより手がかかります。

でも、出来上がると、とても暖かさを感じます。

 

 

着物を寝押しします

出来上がった着物には、アイロンをかけるのではなく

紙を間にはさみながら畳んでその上から体重をかけてプレスします。

ズボンやプリーツスカートなども寝押しするときれいになりますね。

 

しわがつかないよう紙をはさんでいく動画を撮ってみました。

 


着物を寝押しします。

袷 裾合わせ、裾芯入れ

 

袷の裾合わせをする前に、裾合わせの印より1分上の

表裾の出来上がりに糸印をつけます。

縫うのは裾合わせの印の所。f:id:minamikaze15:20171219203453j:image

 

表裏を縫い合わせたら、裏身頃側から裾芯を入れます。

裾芯は新モスを使います。幅は約1寸。

裏身頃の縫い代部分には裾芯を入れません。

すなわち、裾芯は短く切って留めていくというふうになります。f:id:minamikaze15:20171219203522j:image

縫い方の本によっては1本を切らずに入れてありますが

身頃縫い代部分は厚いですし、裾合わせをした後、脇などたるみが発生した時

この裾芯の入れ方だと調整が容易です。

 

裾芯を60番綿糸で留めます。f:id:minamikaze15:20171219203537j:image

 

身頃縫い代は身頃縫い代で留めます。

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裾芯を入れたら表身頃裾にキセをかけてしつけで留めます。

糸印があるので出来上がりが分かりやすいです。f:id:minamikaze15:20171219203600j:image

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表裾をしつけで押さえたら、裏のフキを出してまたしつけで押さえます。

コテは当てません。しつけで押さえます。f:id:minamikaze15:20171219203634j:image

 

つま先に引き糸を付けます。f:id:minamikaze15:20171219203715j:image

大島 袷途中

大島紬

新しい反物です。

紬は、新しい反物でも全体の長さが

小紋や無地のような生地に比べて短いです。

織物は織るのが大変なんだろうなあと思っていますが…。

 

この着物の出来上がり身丈は4尺3寸ですが

断ち切り身丈に繰り越しあげ分を入れるのが精一杯でした。

柄合わせは、左身頃と上前衽を決めたら

後は選択の余地無しで裁っていきます。

私は柄合わせが苦手です。

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袷 衿始末

袷の衿、表裏を中綴じ後、衿幅3寸のヘラをして衿幅に折ります。f:id:minamikaze15:20171211160319j:image

 

衿付けをまっすぐにして待ち針で台に留め付けて

身頃の縫い代を整えて表衿縫い代を出来上がりに折ります。f:id:minamikaze15:20171211160335j:image

 

衿先には引き糸を付けます。f:id:minamikaze15:20171211160406j:image

 

衿の縫い代と身頃の縫い代を縫い留めます。f:id:minamikaze15:20171211160424j:image

 

裏衿を表衿より2分ほど控えて待ち針で留めてくけます。f:id:minamikaze15:20171211160351j:image

 

衿先の衿付け側の縫い代を留めます。

小さくひと針留めます。f:id:minamikaze15:20171211160612j:image